「どんな暮らしにしようか?」家族で話し合う過程を大切にすること。愛着の沸く、ご家族だからこそできる家を建てていきたいと思っています。
今工務所 専務取締役。
今 一憲
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幼き頃の思い出は、父と祖父の喧嘩する夕食時間
Q.もともと建築に興味はあったんですか? 写真A
A.私は祖父の代から工務店である家に生まれました。長男だったのでいつかは継ぐことになるんだろうなと思っていました。昭和20年に大工職人として会社を創業した祖父、その後昭和30年に創立して公共施設を取り扱うようになった父。この二人は私が家に帰るとよく仕事のことで喧嘩していました。家に帰ってきてまでも、仕事のことで喧嘩するなんて、子供ながらに二人の家づくりへのこだわりがすごいなと感じていました。だからこそ仕事に情熱のあるこの二人について行けるのか、不安はありました。
自分の目指す建築とは?
Q.始めるときに悩みはありましたか?
A.自分は一体何を作りたいのか、悩む時期はありましたね。
高校卒業後、とりあえず日本大学の建築家に入学しました。大学で学ぶ建築は公共事業がメインだったので、その後の就職先は公共工事を主にやっている会社に就職しました。
その中で、たまたま住宅をやる機会がありました。そのときにすごく喜んでいただいた記憶があるんです。
仕事がない!
Q.実家に戻ってからはどうでしたか?
A.思い返したときにどの現場よりも住宅を建てたときの印象が一番残っていました。
そのときにもう一度、住宅やってみたいなって思ったんです。だから自分の結婚のタイミングをきっかけに、実家に戻ることになった時、住宅をメインにやろうかなぁ・・と漠然と考えていました。でも、実際に戻ってみると、そんなこと考えはすっ飛んでしまいました。何をやりたい! というより、そもそも仕事がなかったんです。景気の影響もあり、仕事が激減。大工さんにも「今日、仕事ないから休み」なんてこともありました。
家づくりの思い出も喧嘩!? でも、それが良い思い出に。
Q.それは大変でしたね。どうやって乗り越えたのですか?
A.その時、ハッキリ決まっていた仕事がありました。それは自宅を建てるということです。
自分の家を建てるということは、自分の一つの夢でもありましたし、妻にも喜んでもらいたかったので、妻の意見も聞こうと話し合いをはじめました。
しかし妻と大喧嘩に。もちろん、とんとんと進む部分もあったのですが、意見が合わずに衝突することもあり苦労しました。
ただ、今思うと、正直今までこんなに向き合って喧嘩までしたことなんてなかったなぁ、と。ようやくお互いの着地点が見つかってできた家に「そう言えばここはたくさん喧嘩したよなぁ」と思い出になったり。今思うと、喧嘩も昔見た、祖父と父みたいだったと思います(笑)
でもその結果喧嘩してまでこだわった家はかなり満足のいくものになって、充実した生活を送れています。自分の家を建ててさらに思いました。住宅っていいな。家づくりって一生の思い出になるものなんだなと。
成功した見学会、家づくりの醍醐味を伝えたい! という想いでミライエプロジェクトに参加
Q.見学会はどうなったんですか?
A.見学会は大成功でした!思っていたよりもたくさんの方に来ていただきました。来てくれたお客様への説明も楽しかったです。見学会のおかげで受注もやっと1件獲得することができました。でも、1件だとまだ厳しいし、足りない、まだまだやばい状況だな、どうしようと思っていたときにミライエの話が舞い込んできました。すぐにやろうと思いました。自分の家で見学会をやったときは楽しかったし、一社でこんなに集まるのなら合同だともっと集まるんじゃないかって。
だからすぐに参加することをきめました。
ライバルであり、仲間から刺激を受け、木に囲まれた家づくりのスタイルへ
Q.ミライエに参加してからどうでしたか?
- ミライエに参加してからは無事に集客もアップして、3・4件取れるようになっていきました。
でも、ライバルとうちを比べたときにうちには特長がないと感じました。ヤマノはジョイコス、小嶋はFPの家など、みんなそれぞれ「押しポイント」があるのに、うちにはないということに不安を感じました。
そんなときに、『夢ハウス』と出会いました。木のぬくもりを感じられて帰りたくなる、木の家『夢ハウス』。自分にはこれがあっていると確信して決めました。
家づくりは一生に一回の思い出づくり
Q.家づくりをしていて嬉しかったことを教えて下さい。
A.やっぱりお客様からの「ありがとう」です。あるお客様から「家づくりがとても楽しかった」というお声をいただきました。そのときに、自分の家を建てたときのことを思い出しました。喧嘩しながらも意見をぶつけ合った経験は貴重だったし、意見がまとまったときはとても楽しかった思い出があります。やっぱり、家づくりの醍醐味はつくるまでの過程だと思いました。
また、お客様の家をつくっていく中で若いスタッフともチームワークを経て仲良くなっていく…家づくりは楽しいことだとスタッフからも教わりました。自分たちもお客様も楽しい家づくりって、最高だなと思ったんです。
だからこそ、楽しい家づくりに欠かせないのは一緒に家をつくるパートナーだと思います。
私がそうだったように、家づくりは一生の思い出になります。だからこそ私は家づくりの過程も大切にしたい。そう思っています。家づくりのパートナーとして、私を選んでくださったときは、絶対に楽しい家づくりにいたします。
吾輩は猫である。profile
吾輩は猫である。
名前はまだない。
どこで生れたか頓と見当がつかぬ。
何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。